どうも。アザラシです。今回はOral(口頭試問)のテストについてまとめます。
Checkrideには、大きく分けて2つの試験があります。一つ目はOralと言われる口頭試問。二つ目は実技試験。
事前に受けるWritten test(筆記試験)の結果をベースとして、試験官がCheckrideにて筆記試験の誤答の部分をきちんと理解しているか確認されます。勿論正答の問題も同様に。今回は日本語と英語にて例題と実際に聞かれた点を記載します。
因みに今回のIFR 実技試験は、キャビンスモークが発生し延期。。。PPLの際には天候が問題でしたが、今回のIFRも同様に別日に分けてのテストになりました。キャビンスモークの原因は、エンジンオイルがシーリングから漏れ、排気管についた事によるスモークだったとのこと。。シールする場所は通常、枠が付いているはずなのに なぜ漏れるのかねぇ。
【PPL】Oralの概要
先ず初めに、口頭にて試験官が問題を出すので、それに回答。基本的にストーリー仕立てで進行します。大体1時間半程度でしょうか。
また、必要時 事前に準備してもらったMaintenance Logbookを元に、フライトに問題ないかを一緒に確認する。その後、事前に作成したNavigation Logを元に、各項目をどのように作成したか説明。
Navigation Logの作成ルートを、チャートを元に説明。その際、チャート上の表記に関する質問が多々。(例:チャート上のこの記号は何か。など)問題がなければPreflight Checkへ。
Oralの内容
Regulations
- Currency Requirement
- VFR experience
- 所持しなければならない必要な書類
- 機体内に備え付ける書類
- 機体のメンテナンスについて
- Minimum Equipment(VFR)
- Carrying passenger requirements (旅客を乗せる際の必要事項)
- Minimum Equipments(フライトに必要な計器の種類とその調べ方、並びに壊れた際の対処法。)
- CLASS別の空域に関する質問(各CLASSの管理空域、もし当該空域を通過する場合の方法など)
Other(その他)
- Chartを使用した試問(チャート上の表記に関するもの。基本的に全ての表記を覚えておく必要があります。)
- Weather(AIRMET、SIGMET、Convective SIGMETの詳細や、Weather ReportやPilot Reportの読み方等)
- Thunder stormに関する試問。
- FOGの発生条件
- 低酸素症について
- Static pressure system(ピトー管の役割や、もし開口部が詰まってしまった際の問題点など。)
- Vacuum System(概要。壊れた場合、どのような影響が起こるのか)
- Gyroscopic system(概要。壊れた場合、どのような影響が起こるのか)
- POHから使用機体の情報を確認する、(例: Usable fuel amountは?Electrical systemは?エンジンの特徴は?など)
- Fuel System(燃料がどの様にシリンダーまで運ばれるか。また、Fuel ventが詰まった際に起こることなど)
- その他
【IFR】Oralの概要
先ず初めに、口頭にて試験官が問題を出すので、それに回答。基本的にストーリー仕立てで進行します。大体1時間半程度でしょうか。(PPL同様)
また、必要時 事前に準備してもらったMaintenance Logbookを元に、フライトに問題ないかを一緒に確認する。その後、事前に作成したNavigation Logを元に、各項目をどのように作成したか説明。
Navigation Logの作成ルートを、チャートを元に説明。その際、チャート上の表記に関する質問が多々。(例:チャート上のこの記号は何か。など)問題がなければPreflight Checkへ。
Oralの内容
PPLのOralで問われた部分の再確認
- Personal documents(フライトに所持しなければならない必要な書類)
- Minimum Equipment(VFR&IFR)
- Private pilot license(期限はあるか。試験内容など)
- Carrying passenger requirements (旅客を乗せる際の必要事項)
- 機体内に備え付ける書類
- 機体のメンテナンスについて
Regulations(pilot)
Regulations(General)
- How to file the IFR Flight plan(フライトプラン提出方法)
- Need an alternate airport(代替空港が必要な条件は)
- Alternate minimums(大体空港を選択する条件)
- Mandatory Reporting Point Under IFR(ATCへの報告義務がある条件)
- Lost communications procedure(通信機器が故障した際の飛行方法)
- Non tower airport からのIFR Deperture(Clearance Void Time)
Other(その他)
- Chart並びにApproach plateを使用した試問
- Navigation関連(VOR航法やRNAVの違い、その他GPSの各種特徴(例:RNAVとRNPの違いとは。PBNの種類。RAIMとWAASの違いと特徴。Checkrideに使用する機体にはどのNAVシステムを搭載しているか等 )
- Icing(Icingはどの様な条件下で発生するか。SLDの発生条件。Wing StallやTailplane Stallの詳細とRecovery 方法など)
- Weather(AIRMET、SIGMET、Convective SIGMETの詳細や、Weather ReportやPilot Reportの読み方等)
- Static pressure system(高度計の構造説明や、ピトー管の役割など。)
- Vacuum System(概要。壊れた場合、どのような影響が起こるのか)
- Gyroscopic system(概要。壊れた場合、どのような影響が起こるのか)
- その他
各項目の特記事項について、参考用に別途記載する予定です。
日本語でなかなか情報がなく、英語だと箇条書きではなく文章だらけで パッと頭に入ってきません。こちらで時間をかけて調べた内容をまた別途記載します。
最後までお付き合いいただきありがとうございます。