ご無沙汰しています。アザラシです。ミシガンは現在東京と同じくらい暑い状況です。ここ最近やっと外出禁止令が解除され、フライトトレーニングが徐々にですが開始しました!!! 6ヶ月ぶりのフライトです。
今回は2回分のフライト内容を記します。
DAY 17
約6ヶ月半ぶりの飛行訓練となります。
<環境>
- Cessna 172R
- VFR
- WIND 140 @8KT
- VISIBILITY 10SM
- SKC (SKY CLEAR)
- OAT 27℃ DEW 11℃
- QNH 30.15
- RMK Density altitude 2,200FT MSL(Actual altitude @airport 830FT MSL)
- Non Tower Operation(KARB は17時ごろよりCLASS DからCLASS Eへ)
- Flight time 1:12
<コンテンツ>
- 感覚を戻す為、基本的な操作方法の再確認
- 離陸準備から着陸までに必要な手順(procedure)の再確認
- ATC送話受話
- Emergency 時のProcedure
<操作内容>
基本的な操作
・ターンやレベルオフ時の姿勢変化を、水平線がどの様に見えているかを再確認
Ground instruction
・不明&曖昧な点を事前に確認
Slow flight
・55KTで飛行。この状態から高度を±100FT調整。
Emergency Procedure
緊急時の手順を再確認。簡単に当方で行なっている手順を記載します。
A:『Airspeed』をBest Glide Speedに調整し、姿勢を安定させる
B:『Best place for landing』緊急着陸に適した場所を見つけ、指定する。
C:『Check List』の確認。
・(状況)Engine Failure During Flight FIG. 1
※チェックリスト確認&操作後、インストラクターよりエンジンが「With Power」か「Without Power」で指定され、FIG.2 のどちらかの手順書に進む。
Non Tower Operation
CTAF(Common traffic advisory frequency)にて送話&受話を行いました。内容は下記の通りです。
- Who you are calling
- Who you are
- Where you are
- Who you are calling
例)Ann Arbor Traffic(WHO), Cessna 3500 T(WHO),On Left Downwind RWY6, Ann Arbor Traffic(WHO).
※参考)タワーが稼働中の場合には「Ann Arbor tower」や「Ann Arbor Ground」、稼働していない場合にはNon tower operationになるため「Ann Arbor Traffic」となります。
一方的な送話にはなりますが、Ann Arbor Airport周辺を利用する航空機同士で情報を共有しながら離着陸のタイミングを調整します。
所感
久しぶりの飛行になりました。最後の飛行は冬季だったので、エンジン回転数と飛行速度が感覚的に随分異なりました。外気温が高い(30℃超え)為、飛行機の性能は外気温が低い(-5℃)時より明らかに悪くなります。
また、当日は晴天で空気も綺麗(Unstable Air)で、風が強く上下に結構強く揺さぶられました。
インストラクターからは、「久しぶりだったけど、そんなに悪くなかったよ」と言ってもらえたので、「へへ、サンキュー^^ 感覚はそんなに狂ってはいなかったですよ」と返答しましたが、実際はフライトシミュレーター(Xplane11)で先に死ぬほどやり直していました。
意味もなく内緒にしましたが。
あぁ、勿論フライト中は注意ばかり受けてました。取り敢えず無事に本年度1日目は無事に終了。
DAY 18
本年度2回目のフライトです。今回はパターンワークをメインとして取り組みました。
環境
- Cessna 172R
- VFR
- WIND 110 @10KT(ATISは4KT)
- VISIBILITY 10SM
- SKC (SKY CLEAR)
- OAT 29℃ DEW 13℃
- QNH 30.03
- RMK Density altitude 2,500FT MSL(Actual altitude @airport 830FT MSL)
- Non Tower Operation(KARB は17時ごろよりCLASS DからCLASS Eへ)
- Flight time 1:12
コンテンツ
- 離着陸の練習
- Non Tower Communication
操作内容
離着陸操作(8回)
操作に雑な点が目立つと指摘されました。例えば「Left downwindからLeft baseにターンする際、フラップを10から20に操作する」など、同時に操作する必要がない事を行い、操作が雑になる等です。
また、ラダー並びにヨーク操作が”急”であるとも。
一つ一つの動作を丁寧(Gently)に。これを意識して次回は取り組む所存です。
Non Tower Communication
DAY17では大半をインストラクターに協力してもらいましたが、今回の大半は自身で行いました。下記に簡易的に記載します。
- Ann Arbor Traffic, Cessna 3500T, Northwest terminal, taxi to RWY6 via C-B-A, cross RWY12, Ann Arbor Traffic.
- Ann Arbor Traffic, Cessna 3500T, cross RWY 12, Ann Arbor Traffic.
- (H/S必要時)Ann Arbor Traffic, Cessna 3500T, Hold Short RWY6, Ann Arbor Traffic.
- Ann Arbor Traffic, Cessna 3500T, Departing RWY 6 remaining pattern, Ann Arbor Traffic.(パターンワークのため)
- Ann Arbor Traffic, Cessna 3500T, on upwind RWY6, Ann Arbor Traffic.
- Ann Arbor Traffic, Cessna 3500T, on left crosswind RWY6, Ann Arbor Traffic.
- Ann Arbor Traffic, Cessna 3500T, on left downwind RWY6, Ann Arbor Traffic.
- Ann Arbor Traffic, Cessna 3500T, on left base RWY6, Ann Arbor Traffic.
- Ann Arbor Traffic, Cessna 3500T, on final RWY6, Ann Arbor Traffic.
- Ann Arbor Traffic, Cessna 3500T, Clear of RWY6, Ann Arbor Traffic.
※自機がすでに指定した場所の場合『ON〜(left downwindなど)』。指定された場所に移行する場合には『We are entering 〜(left downwindなど)』
所感
相変わらず、BaseからFinalへのタイミングが上手く合わず、また風向の意識が疎かになってしまい、フライトパスがグチャグチャになっております。。。
このフライトで「今教えてくれているインストラクターに一切心配をかけない様な、完璧な操作をマスターしなければ!」と、何の前触れもなく強く感じました。
このインストラクターが安心できるのであれば、『誰を載せても大丈夫だという自信』が持てる気がしたからでしょうか。
ある意味覚悟を決めたフライトでした。
最後に
フライトトレーニングが始まり、自分で作成した資料が二つあります。一つは自分が苦手だったATCに関するメモ帳。二つ目は、手順書(改良版)です。
フライト前に聴取するATISについて、初めは3回以上聞き直すことが多々ありました。この要因は「情報順序が覚えきれていない」ことだと考え、自分なりにフライトに必要な情報をメモすることができる用紙をWORDで作成しました。
また、手順書のデータをインストラクターより入手し、より見やすく改良しました。勿論項目は削除でせず、「色分け」や「文字の大きさ調整」「ブリーフィングの内容を追記」しただけです。
自分なりに、必要な手順が頭に入りやすくなる様に日々改良しながら、早く一人前に慣れる様精進しています。
再度外出禁止令が出る前に進められるところは進めなければ…!!!
今週またフライト予定なので、進捗あり次第報告します。ちょっと今週末にワシントンまで車で9時間移動予定なので、更新に時間かかったらすみません😩