こんにちは、フクロウ、です。
2020年の年を迎え、私が子供の頃に描いた近未来はこのくらいの年に成り立っているだろうと考えていました。 しかし、実際には大衆車はまだ空を飛びませんし、家事は全てロボットができる未来にはなっていませんね。 ただ近頃、お金をだせば宇宙旅行に行けるまで技術は発展してきており、 宇宙飛行士張りのG(加速度)に耐性をもたせる訓練を受けられると、TVで観ました。
私は飛行機も好きですが、中でも惹かれるワードとして、旋回G、があります。通常生活では味わえない体験だからです。 さて、自衛隊戦闘機パイロットが訓練されるG値は一般的に8GとWikipedia(リンク)で確認しました。
一般人がこのG値を楽しむには、どうすればよいでしょうかね。 簡単なのは遊園地のジェットコースターではないでしょうか。
興味本位ですが、日本国内で自衛隊戦闘機パイロット雰囲気(=旋回G)をどの程度満喫できるかを検討したいと思います。
Gは重力加速度の意と高校で学習しました。 これは、地球重力上での加速エネルギを示しています。 求める公式としては以下です。
F:力 m:質量, v:速度 R:半径
この結果としてのFが高ければ、より高いG、つまり戦闘機乗り気分を味わうことができます。
- どこの到達点で最もGが高くなるか
以下がジェットコースターのルート模式図とします。ジェットコースターは、最高到達点での位置エネルギを最後まで利用しきることで走行します。 このため、地点Bは走行面との摩擦抵抗により速度が著しく低下します。 結果として、地点Aが最高到達点での位置エネルギを最も回収して運動エネルギを持ち、 速度が早い地点と考えられます。
<結果>:地点Aが最もGが高くなる
- どこの座席に座れば最も高いGを体感できるか
ジェットコースターには長さ方向があるので、長ければ長いほど先頭と最後尾との速度差が生じます。 もうここで推測がつくかと思いますが、速度が早ければ高いGを体感できます。 なので地点Aで最も速度が高い座席を探せば、そこが目的の座席になります。
イメージ2を見てください。 先頭は、最後尾がまだ傾斜にかかっており、位置エネルギが加速的に運動エネルギに変換されています。 イメージ3を見てください。 同地点に最後尾が到達した段階で、すでに先頭は次の傾斜に位置エネルギをすべて運動エネルギに変換しきっており、 悪く言えば次の傾斜に向けて運動エネルギを消費しています。 このため、同地点Aで比較すると、先頭がより最後尾より速度がでていることがわかります。
<結果>:先頭が最も速度が高くG値も高くなる
- 日本国内ではどのジェットコースタ-に乗るのが最も高いG値を体感できるか
検索サイトから、遊園地ドットコム!(リンク)を確認すると、日本最大は6Gのようです。 安全性を考えてか、戦闘機の75%のG値しか体感できないのですね。
さて、安全快適が保証された上で、 遊園地のジェットコースターにおいて先頭に着席し、 地点Aであたかも戦闘機パイロットをイメージしてGを体感してみてはいかがでしょうか。