こんにちは。夢見る主夫Azarashiです。
前回は、自動車選び方から大まかな候補までを記載しました。
自動車のカテゴリーは、使用される方の使用環境によって適切か否かが変わります。日本でも同じですが、先ず居住環境から選択されることをお勧めします。では今回は、前回記載しました車の候補から選定までを記載していこうと思います。
候補から取捨選択の条件
前回挙げた候補は、中古から新車まで全てを網羅したリストであり、値段の幅が10,000 USD~35,000 USD程度あります。
追って示される取捨選択された自動車のリストは、あくまで前回記載した当方の「選ぶポイント」をベースとしております。
~選ぶポイント~
- 安全性が高い
- 予算:中古車の場合23,000 USD以内
- 積雪地帯なので4x4 もしくはAWD(最悪でもFWD)
- 日本であまり見ない車
- 馬力がある
- リセールバリュー(売値)が良い
- 壊れにくい
※2~5人程度の使用として
~
では早速始めます。
今回使用する検索サイトはCARFAXという、整備記録まで確認できるサイトを用いて検索しました。
URL: https://www.carfax.com/cars-for-sale
先ず一番初めに価格でソート(フィルター)を行いたいと思います。(23,000USD以内 ※INCL TAX)
ただし、中古車ですので、中古車の状態(年式は?走行距離は?事故歴は?)によって変わります。基本的に比較条件が同じでなければなりません。
なので、当方は下記条件にてソートをかけました。
- 値段 23,000 USD以内(税込み)
- 年式 2015年~最新
- 走行距離 30,000 mile(48,000Km )以下
- 事故歴 なし
- 色 白もしくは黒
他に参考にしていたのは
- 整備記録
- オーナー数
では上記でのソート理由を解説します。
リセールバリューを鑑み検討
前提として、日本もアメリカも、新車で購入した場合、1年後に売却したとしても購入時の50~60%程度の金額になってしまいます。「地域、車の人気度」によって60%~の可能性は高くはなりますが、期限付きの駐在であれば損するより得したほうがいいですよね?
もちろん会社から皆さんに対する補助額によって購入予算は変わるかとおもいます。どの程度補助額が出るかによって、予算設定してもらえればと思います。
今回のソート内容は、全般的にリセールバリューを落とさない条件を前提として記載しております。
参考にCARFAXの使用方法も含め説明をしたいと思います。
CARFAXの使い方
※ご自身の好きなモデルがある場合は「Make & Model」から直接モデルから検索ください。
「Step 1: Start your search by」にて「Body Type or Price」を選択
「Body Type」とは、前回挙げたSUVやセダン、Pickup truckなどを選ぶ項目です。
「Any Price Range」とは、予算の部分です。
「Near zip code」とは、ご自身が住む地域のZip code(郵便番号)を入力すると、近隣の中古車を検索します。
「Step 2 - Show me cars with」では、「事故歴有無、1オーナー、自家用車か否か、整備記録はあるか否か」を選択できますので、すべてチェック。
これで検索すれば、ご希望のボディタイプで検索することが可能です。
参考にサイト検索方法を記載しましたが、あくまでメーカーやモデルが決まっていない方用としてご覧ください。
車両の最終選定候補
前回挙げているリストの中で一番困ったのは「値段が安くて馬力のある自動車」という条件です。 米国メーカー車両は細かいTRIM(日本でいうスペック)が分かれているため、200馬力以上の車両ですと価格が跳ね上がります。
米国車両は堅牢ですが、重量が2t近くあり非常に重いです。馬力がないと、高速の合流や、加速時もキックダウンを多用する事になり、燃費の悪化&ストレスフルになってしまいます。
個人的に日本で乗っていた車両(インテグラTYPE-R)以上の馬力は欲しいと思っていました。車両も重いですし。。。
中古車市場価格(※ 約20,000USD~ )も含めて、候補は下記となりました。
MKZ (Trim:Select)
→街中でよく見る型であるため、試乗候補の順位は低め。
Cherokee (Trim:Trailhawk)
→街中でJEEPはよく見かけるため、玉が多いのでしょう。2015年頃のモデルであれば多々安価なものもありました。
Charger (STX RALLYE AWD)※V6エンジン
→若干町で見かけるくらい&見つけても警察車両が多いかもしれません。また、米国大型セダン満足度ランキングでトップだそう。
ATS
→日本ではよく見かけますが、取り回しも良く、馬力も申し分ないため、小さい車両ですが候補に入れました。
試乗&契約
日本とは異なり、中古車は気になる車があれば試乗ができます。(店員は同乗せず)試乗したい車があれば、店員へその旨伝えれば、ナンバーを取り付けてくれ、そのまま2~30分程度試乗ができます。
試乗も重要ですが、米国は車のメンテナンスに対する考えが雑なため、「車内の臭い(エアコン含む)」や「エンジンルーム内の錆具合」「電装系の動作に問題ないか」「ドアモールが千切れてないか」は最低でも確認することをお勧めします。
当方はデトロイト周辺地区でチェーン展開しているLaFontaineという業者で購入しました。メンテナンスもこちらのチェーン店であれば何処でも受けてくれるのもポイントです。
※LaFontaine の取り扱っているメーカーは、米国車&日本車&一部ユーロ車全て網羅しています
※URL:https://www.familydeal.com/
先ずダッチチャージャーを見るため、近隣の販売店を確認。Googleにて販売店の評価を確認し、問題がなさそうなのを確認したうえで、CARFAXからメールで先ずコンタクト取ってみました。
ダッヂ試乗~契約までの流れ
CARFAXにて気に入った車両を発見
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メールフォーマットにてコンタクト
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LaFontaineのコンタクトセンターから、試乗や内覧を勧められるメールが来る
(その時、担当者も紹介されました)
※英語が怪しい旨伝えたところ、筆談でも大丈夫と言われました(笑)
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日程を連絡し訪問。
※今回訪問した先は、「 LaFontaine Chrysler Dodge Jeep Ram Saline 」。
※DodgeとJeepも一緒に見れました!
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ネット上で目を付けていた車両を確認し、試乗を勧められるので一人でGO
お勧めの運転ルートがあれば確認しておくと楽です。
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戻ったのち、気に入れば値段交渉もいいかと思います。(中古車なので、できても300USDくらいかと思います。)
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購入する場合には、現金か小切手かローンかで変わってきます。
当方は小切手のため、また来る旨伝え(序にもう少し割引できないか交渉)、帰宅。
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後日、小切手を持ち訪問。
※この前に、他のディーラーでもダッヂを試乗しましたが、エアコンを切った後に若干臭いが気になりました。水没車ではなさそうですが、直感的に辞めておこうと判断しました。
因みに試乗ではこのダッヂの堅牢さと音、見た目に一目ぼれしてしまい、この車両に決定しました。実際に見るとデカさと厳つさが際立っております。
また、ドア内部には太いパイプも通っており、安全性も保たれております。
ハンドリングは、Sportsモードにすると遊びがなくなり、ハンドル自体も重くなります。
なお、同時に巡行時のシフトは一速上がるため、回転数も上がり燃費が悪化します(笑)※下道&Free wayの平均燃費は大体8~9Km/hです。
鉄の塊のような車なので重量も1.8t程度あり、300馬力あっても思ったほど加速感がなかったのが気になるところです。
契約~購入後の流れ
※事前に※
自動車の所有にあたり、保険に事前に入っておく必要があります。
アメリカでは無保険は重大違反になり、厳しく罰せられます。
保険付保先については、皆さんの会社の総務部へ確認ください。
<当日>
保険有無が確認でき次第、売買契約&決済手続き&書類確認。
※売買契約や名義登録の書類へサインののち、関係省庁への届け出はディーラーが行います。
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仮のナンバープレートをディーラーが取り付け。
(新車の場合には、プレートの替わりにA4用紙がリアガラスに貼り付けられます。)
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当日お持ち帰り
<後日1~2週間後>
ナンバープレートとTABといわれるシールが送られてきます。 因みにTABはナンバープレートの右上に貼付します。日本でいうフロントガラスに貼る車検シール(?)のようあものでしょうか。
仮のナンバープレートと自分交換し、仮プレートを返送します。
まとめ
結局試乗したのはダッチとJeepだけでした。候補を選んでいる時が一番楽しかったように感じます(笑)
先ず初めにDodgeの試乗を選択したのも、どこかでDodgeがいい!って思っていたからでしょう。満足はしていますが!
今回自動車の選び方と、大まかな購入に際する流れを2回に分けて記載させてもらいました。何も知らないより、大体の流れさえ知っていれば、先が見えないより気持ち的に楽になるかと。
私の独断と偏見がかなり入ってはおりましたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました!
皆様もよい車ライフを。
付記〜2019年7月16日〜
大事なことを書きそびれておりました。
自動車購入後の保険ですが、選択した自動車の事故率やカテゴリーによって費用が異なります。(日本も同じですが)
また、日本と異なるのが、保険等級に当たるのがクレジットヒストリーによる保険設定です。米国でクレジットヒストリーがない場合には、「年間保険料」と、リースの場合には「New Car Lending Rate」という保険料率が上がります。
※販売店によってはリースを断られることもあります。その場合には米国内に保証人を立てる必要も出てきます。
因みにスバルASCENTは約30万円/年、Dodge chargerは40万円/年 でした。。正直当方も盲点であり、価格を色々抑えたつもりが、保険でパーになりました(_ _)一番安価なカテゴリーはセダンですが、次にSUV、スポーツカーが一番のようです。