どうもあざらしです。最近、天候が悪くてチェックライドが延期延期になっておりました。
当日は風が強め(Surface 14G22 3000FT 51kt)&Low level wind shear alart発令中だったのですが、これ以上飛ばないとオーラル試験からまた始める事になってしまうので
少し無理やりでしたが飛んできました。本当はよくないですが。地上高が1000FT程度なので、約2000FTの間で風速が30kt以上も変わる状況です。
語彙力低めですが、一言ものすごい大変でした。向かい風の時の対地速度は42kt。IASは100kt。 目的地になかなか到着しない笑 ヨークも上下左右に取られ、指定高度でフライトするのが精一杯でした。
あ、結果は題名でも推察できる通り、Failureです。。
総評の時に言われたのは、「強風の中でも操縦はいいよ。でも英語がね!」と。フライトとは関係ないところで落ちました。滅茶苦茶落ち込み中です。
IFRは英語能力が必須です。
原因
とある国際空港でLocalizer アプローチ中に問題がおきました。
ATCがapproach中に「1/2 mile abandon approach turn right heading 180, in VFR at or below 2500」と言ってきました。
これやらなきゃ、次あれやらなきゃと強風の中あくせく操作している最中に聞くうる覚えの単語。「Abandon」初めてフライト中に聞きました。
通常、この段階だとMissed approach procedureがアナウンスされるはずと思い込み、現在の状況からAbandonの意味を推測するイケナイ方法をとってしまいました。
「えっ、ええ?Say again」x2 と伝えたところ、横のチェックライダーから「意味わかってないでしょ?」と一言。
焦りから「すみません、よく聞き取れませんでした」と伝えたところ、チェックライダーがATCへ返答してくれました。
はい。Failure。
本来、全部自分でやらなければいけないのに。
こちらのAbandon approachは「runway の1/2 mile 手前で”Approach中止しなさい”」という意味でした。そりゃ聞き取れなきゃ落ちますね。
次回のプロセス
Checkride初のFailureだったため、落ちた後の流れを確認しました。
- もう一度インストラクターとトレーニング
- インストラクターからendorsementを貰う
- 新しくIACRAの申請を行う
- チェックライドの日程を決める
- チェックライド
の流れになるようです。
以上
最後に
いやぁ、もうFailureが分かった時からインストラクターも少しだけ助言やATCとの送話受話をしてくれてはいたのですが、Approachも忙しいのか、こちらのapproach リクエストを間違えたりHeadingを間違えたり、Approach pathを超えても指示がない等と、先方も随分混乱している状況でした。航空英語ではなく、普通の口頭英語になっていました。チェックライダーも上手く事が運ばず、ご機嫌がどんどん斜めになり、挙句に「君の英語はPoorだね!」と言われ、いい年なのに本当に辛くて叫びそうになりましたね 笑。こっちだって一所懸命頑張ってんだよと。自分でも分かっている事を面と向かって言われると堪えます。
誤解があるといけないのでお伝えしますが、チェックライダーは厳しい面もありますが非常に優しくていい人です。チョコが大好きで、日本にも国際線パイロットとして来たことがあるプロパイロットです。
英語がへたくそと言われた時は本気で辞めてやろうかと思ったりしながらイライラしてましたが、代わりにApproach Clearanceはスムーズに「Heading 300, in VFR, at or above 2700' until established Localizer , cleared to Localizer Back course runway 27L approach」を3秒くらいで復唱(投げ槍)できたので、まだ自分の可能性を信じて続けようと思います☆
ま、気を取り直して次回に備えます。辛いけど
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
そういえば、とあるメーカー勤めのアメリカ人曰く「アジア圏の中で英語ができないトップは日本人」だそうです( ´_ゝ`)うるせぇ