こんにちは。あざらしです。最近当HPから時々メッセージいただけるので、ありがたいです。一人だけだけど一人だけでは無いような、不思議な温かさを感じます。
以前はフライトトレーニングに行くのが億劫に感じていましたが、最近は「次はいつかな!」と楽しみになってきました。
そう言えば、「自分の判断があっているのか否かを自発的に考え、仮説を実践し、結果を評価&改善する」という行為を冷や汗かいて実行するのは久しぶりな気がします。
慣れた仕事を続けていると、様々なトラブルはあれど対処方法が自分の中で確立してしまいます。PDCAサイクルも既視感があるような内容になりますし。
始めて間もない分野で得る経験や知識は、苦しくも刺激的で「生きてる!」「成長している!」と実感出来る瞬間だと個人的に気づいた今日この頃です。
成長最中は辛くてたまりませんが。笑
そう言えば、以前海外出張の際、羽田空港で食事中に70歳代のおじいさんが、知らない外国人に対して「今英語の勉強中なんだ!練習に付き合ってほしい!」とゴリゴリ話し掛けているのを見かけました。
一見怪しくも感じましたが、一所懸命な姿勢に感銘を受けました。そんなアクティブな人になれるかなぁ〜(*´-`)
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では今回はDAY6(XC)からDAY8(Unusual attitude)について記載します。XCはSolo XCで使用する下記ルートの予習となります。
イメージは下記の通りです。
DAY6(XC Round trip)
内容
- Solo XC のルート(目的地空港:KRMY)
- KARB - KHYX(Dis:73NM)
- Flight following の練習
所感
3回目のXCとなります。ATCの内容は粗方1〜2回目で聞いていたので、だいたい予想はできてきました。しかし、やはり数点聞き漏らす事もあり、「Say again」を連呼してしまいました。
もう申し訳なくて途中から「Could you say again」に言い換えおずおずと聞き返していたことは秘密。
XCの流れは以前記載していたので、ご参照のほど。
またGreat lakes appやDetroit appの切り替え先周波数も、先にメモした内容と異なる周波数を指定される事も多々あり、「あわわわ」となりながらメモを取っていました。
まぁ相手も「あぁ、こいつ素人&外国人やな。ゆっくり言ったろ」的な言い方に代わり聞き取りやすくはなりましたが、発音が素晴らしすぎて聞き取れないという事態が発生。
その後インストラクターからのヘルプを受け内容を確認。もうニーボードのメモ帳は汚い字で溢れました。
XC用に自分なりに使いやすい(忘れない)ようメモ帳も作成しました。
DAY7(XC Round trip)
内容
- Solo XC のルート
- KARB - KRMY(Dis:54NM)
- Flight following の練習
所感
DAY6と同様、今度はKRMYまでのルートを練習。
途中Great lakes appより聞き慣れない内容を受信。内容「KJXNにてMilitary helicopterが演習中のため、HDG270へ」とのこと。
初回は早すぎて聞き取れたのは「Jackson / Military heli / HDG270」のみ。取り敢えずRader Vectorされたのは初めてだったので、興奮しつつもHDG chenge。セパレーションされたのは分かったのですが、途中聞き取れておらず「ヘリが??軍事演習中?!!Jacksonにいるの???んんん???」と 対象がどこにいるのか不明な状態になっていました。
「Could you say again」と聞き返したのですが、やはり発音が素晴らしすぎて一部聞き取れず。。。
後にインストラクターから「今なんて言われた?」と聞かれ、再度説明してもらいました。
いい感じに、凄まじいストレスと一緒に実例と経験が溜まってきました(困惑)
DAY8(Unusual attitude)
内容
- 計器飛行での操作(上昇、下降、ターン、高下しながらのターン他)
- Unusual attitude からのリカバリー
- 現在地不明な状態から、チャートとプロッターのみを使用し帰還
所感
Unusual attitudeの内容は、イメージ「雲の中、自分の姿勢を計器情報だけでリカバリー」することです。空間失調(バーティゴ(独)、Spatial Disorientation(英))の際にも使えるテクニックですね。
外が見れないよう、IFR訓練用の下記グラスを使用し練習しました。
メインで使用する計器は「Speed meterとAttitude indicator」となります。この二つを確認し、もし上向きでSpeedが下がっていればFull powerと同時に姿勢をStraight and level flightに。下向きであればSpeedも上がっているのでPower backと同時に姿勢をStraight and level flightに。
インストラクターが操縦している間下を向き、「Recover」と言われたら計器だけを見て操作していました。
上下左右航空機をかなり揺さぶられるので、人によっては酔ってしまうのでは?と感じましたね。
30分程度計器飛行したのち、IFRグラスを外したと同時に「じゃあ空港へ帰って」とだけ。なので高度を上げ、周回しながら現在地をチャートを見て推測&目印を探し帰還しました。
そういえば当日はカリフォルニアの山火事の影響がミシガンでも出ていたようで、晴れていても煙っぽかったですね。Ann arbor cityも曇って視認できず、少々焦りました。
以上
次回は「Short field landing/Soft field landing」から記載します。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。