CPL FLIGHT TRAINING

【CPL】DAY20-DAY21, DAY22(Solo long XC)

どうも。あざらしです。

DAY20と21は、Checkride前ということで、試験に沿った練習になります。これらも他のCommercial maneuverと同じなので省略しますね!

さてさて、DAY22はCPL RequirementであるLong xcをしてきましたので、そちらを記載しようと思います。

概要

CPLの最低条件として、一人での長距離Cross countryが必要になります。その1レグの片道距離は250NM以上!大阪国際空港から博多空港、もしくは羽田空港から秋田空港まで!

また、少なくとも3つの空港に離着陸が必要になります。なので、今回はミシガンの上の方にあるミリタリーベース(民間利用可)へ飛び、南下しイリノイの国際空港、帰りに序に小型空港に寄ったうえで戻ってきました。最後の小型空港は寄港する必要はなかったのですが、フライトスクールのRequirement上しょうがなく寄りました。まぁ古巣だったので吝かではなかったのですが。

 

内容

  • ルート:KPTK⇒KAPN(給油)⇒KFWA⇒KARB⇒KPTK
  • フライト時間:トータル 6時間半
  • 総飛行距離: 530NM イメージ(羽田から網走)(羽田から長崎)(石見から那覇)
  • VFR Flight following

 

所感

機体は9時から予約をとり、16時には返却の予定でしたが、結局戻ったのは16:30。色々ありました…

やはり一人で長距離飛ぶというのは非常にストレスと疲れを感じましたね。「都度変わる指定周波数(コンタクト先)」「常に変動し続ける天候」「行ったことのない空港」「お昼食べれない空腹感」「トイレの心配」楽しみではありましたが、正直憂鬱でした。笑

今回は長距離ということもあり、多々判断を迫られる場面もありました。

1、積乱雲接近!離陸する?しない?

KPTKから離陸してから最初の目的地であるKAPNまで、片道2時間程度。目的地に到着し、トイレ休憩と燃料を給油してもらったのち、E/g始動しATC-GroundへTaxiingを依頼。

あざらし「Taxiingの許可ヨロ!」

Ground「いま積乱雲来てるけど、本当に離陸する?」と。

確かに積乱雲が目前に迫ってきていました。

よく見ると、黒い線が地上に向かって伸びています。これが噂のDownburst(強い下降流)だなと。。

今飛び立たねば機体の予約時間も過ぎてしまいそうでしたが、さすがに今離陸すれば上空からの下降流で上昇できず、墜落の危険性もあると判断。

あざ「積乱雲通り過ぎるまで20分くらい離陸待ちますわ。E/G止めますわ」

Ground「了解」

と、Taxiingのリクエストはキャンセルし、少々機体の中で待つことに。インストラクターへ予約を1時間延長する旨Textしていると。。。

後方のRunwayからジェットエンジンの轟音が!何事かと見たところ、なんと対地戦闘機A10が3機離陸していきました。ターボファンエンジンなのに旅客機とは違って爆音ですね。。。

誘導路付近から戦闘機の動きを見ていましたが、積乱雲なんぞ関係ないかのように、低空でアクロバット飛行をしていました。

独り占めの航空ショーでしたね。近くにいたラインマン(空港ランプ誘導員)曰く、時にはF15やF16も訓練しているとのこと。またこの空港へ航空ショー(?)を見に来ることを密かに誓いました。動画はまたYoutubeに気が向いたら挿入します。

 

2、VFR Flight following? OR Popup IFR?

次に選択を迫られたのは、目的地までどの高度で飛行するかです。

1レグの片道250NM以上となると、先述の通り羽田空港から秋田空港です。イメージ出来るかと思いますが、雲はそこら中に浮かんでいます。

飛行途中、下記青色の枠の中には【OVC BASE(雲低) 1500AGL~TOP 3500MSL】 と ADSB-Receiverを使用したCloud 情報や、Pilot report(PIREP)が Foreflightのアプリに表示されていました。雲は右上に向かって流れているようです。

なので、飛行高度は6500FTと設定。結果。。。

下が見えない。。。先の雲の途切れさえも見えない。。。

こんな状態で1時間。さてここで どの段階で下降すべきかという決断に迫られました。

・ADSBの表示を信じると、目的地空港の30NM手前から快晴であるとのことから、それまで高度を保ちVFRのまま下降する

 若しくは

・POPUP IFRを依頼する

※このPOPUP IFRというのは、フライト中にIMC(計器飛行状態)になる可能性がある場合にATCへリクエストしてIFR Flight planを提出する手順の事です。IFRの飛行に準じた計器が必要となります。

飛行途中で気象の確認も無線を通してできるのですが、内容はADSBの示す通りでした。

雲の切れ目は見えないが、もう信じてVFRで行くしかない!と決断しそのまま追加で約30分・・・

気づけばForeflight(ADSB)の表示通り徐々に雲が晴れてきました

そして快晴!!!

国際空港であるKFWAから次の目的地KARBは雲を追う形になったので、同様にあくせく雲を避けながら無事に着陸できました。

無事KPTKへ到着した結果。。。

  • 指定周波数変更回数 27回
  • 離着陸回数 4回
  • フライト時間 6.5時間(拘束時間:7.5時間)
  • 水ボトル消費量 1本

今考えてみれば楽しい経験にはなりましたが、もうRequirementのためだけに長距離飛行は正直やりたくない。。。

もっと違う楽しい目的が重要だと感じたフライトになりました。

以上

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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