随分と更新が遅れました!渡米時期がずれ込んだ関係で本業に打ち込んでいました。。(2019年4月時点)
遂に渡米時期も確定の兆しがあるので、引き続き半年のブランクを乗り越えて更新し始めます。
※訓練先は追って更新
米国で訓練する上で身体検査が必要なため、当該検査について記載します。
身体検査はいつまでに必要か??
米国で飛行機を単独(SOLO)で飛行する前に、身体検査の証明書が必要となります。できればフライトトレーニングを始める前に、日本のパイロットを目指すのであれば「日本のプレ診断」→「FAA身体検査」を行うことをおすすめします。
日本の身体検査はFAAの身体検査と比較し、検査基準は厳しいです。
※基準値はググれば分かる事なので今回は省略します。
折角米国でライセンスを取得しても、日本で飛べなければ意味ないですからね。
私は最初に「日本のプレ診断(第1種航空身体検査)」にて問題ないのを確認したのち「FAA自家用身体検査(THIRD CLASS)」を取得しました。
どうすれば身体検査証明書を取得できるのか??
FAA認定航空医療検査官である医師に検査してもらう必要があります。
米国では約6000人検査官がいるようです。渡米の後に検査でも十分間に合うかとは思います。
因みに私は日本の新百合ヶ丘(川崎)にある「新ゆり内科」でお願いしました。
理由は2点。
1、羽田空港でも身体検査できるとの情報もありましたが、他の方のホームページで「羽田空港の診療所はあくまで新規登録ではなく更新だけ」との記載があったため。(川崎の方が家から近かったので、羽田の診療所には真偽については確認しておりません)
2、米国で検査するとなると、英会話のレベルも見られる事。英会話はどの程度のレベルが求められるのかは不明です。
これより、日本で検査しようと決意し、渡米前に行いました。
検査自体はプレ診断と内容はほぼ変わりませんでした。簡単に記載すると。。。
遠視、近視、色覚試験、聴覚、心音、バランス感覚試験などです。
※航空身体検査のブログ参照のほど
ポイント
費用は嵩みますが、日本でパイロットを目指すのであれば、日本のプレ診断(第1種航空身体検査)を先に受診することをお勧めします。
また、訓練を米国で受ける際には、FAA 身体検査 THIRD CLASS(自家用)を取得していれば、CPLまで取得できるので無理にSECOND CLASSを取得する必要はないのかなと思います。有効期限が一番長いのはTHIRD CLASSですので。
もちろん訓練だけする場合なので、お金を貰っての飛行はできませんが、訓練期間中はカバーできます。
また、FAA身体検査を受けるにあたり、事前に「FAA MedXPress(online FAA Form 8500-8 application)」に登録が必要です。
※だいたい登録から完了(許可)まで20~30分程度でできます。最後に登録したメールにConfirmation numberが送られてくるので、大切に保管してください。
証明書も一緒に発行されるので、印刷して持っていった方が良いかと思います。
※日本で受診する場合の必要物「保険証、写真付き身分証明書、パスポート、診断料」
因みに今回発行いただいたTHIRD CLASSの証明書をAVIATION SCHOOLに持って行き、使用に問題ない旨も確認済みです。(疑っていたわけではないですが、念の為。。)
参考<FAA身体検査有効期限> Part 61.23
FIRST CLASS
航空輸送パイロット(ATP)の場合に必要。
40歳未満のパイロットの12ヶ月間。40歳以上のパイロットは、6ヶ月毎に更新が必要。
SECOND CLASS
カーゴ便などの商業用業務に従事するパイロットに必要。12ヶ月間有効。
THIRD CLASS
学生のパイロットや金銭取引がない場合に使用。40歳未満のパイロットは60ヶ月、40歳以上は24ヶ月有効。
以上