こんにちは。あざらしです。
11月上旬、気候も一時的に安定した周期に入りました。やはり少々風が強いままですが。でもこの時期を逃すとPersonal limitationからOutしてしまうので、土日含めてフライトトレーニング中です。
因みに最初に設定されたPersonal limitationはSoloでパターンワークする際のものなので、今回ほんの少し風が強めでしたが、問題なくフライトできました。
今回はSolo XCについて記載します。
DAY19
内容
・Solo XC (KARB→KRMY)
所感
初SoloでのFlight following。もう聞き取れなくともサポートがない状況。。。4回目のFlight followingにはなるが上手く言えるのだろうか少々心配なところです。
自分では「大丈夫。落ち着いて周りも良く見える」「手順も間違えないよう意識しないと!」と頭では考えていましたが、実際には「Checklistを持つ手が震える」「フットブレーキを押す足に感覚がない」状況でした(笑)
今一度深呼吸し、全ての準備を整え Let's Contact ground!
あざらし「Ann arbor ground, ○○, Northwest terminal, Request VFR flight following to Hotel Mike Yankee, Cruise altitude 5,500, I have information Sierra 」
Ground「○○,Ann arbor ground,RWY24 Taxi via Alpha Charlie(この後、別のCessnaがNorthwest terminal までTaxiing 中の情報アリ)」
あ「RWY24 Taxi via Alpha Charlie after cessna (passes)」
取り合えずここまではOK。でも気になったことが。通常だとGroundから「Squawkの情報はあとで送るね!」と言われ、Taxiing 中に情報を貰えるのですが、今回は何も言われず。
Run-up areaでBefore takeoff checklistを確認していても何も情報がないまま。。流石にこのままだとマズイと思い、再度上記Flight followingのリクエスト。
どうやら管制官がTaxiing中に変更になったようで、違う方が対応してくれました。取り合えずSquawk をGET!
そしてRun-up areaから Hold position lineまで移動。次はTowerへTakeoffリクエスト!
あ「Ann arbor tower,○○, hold short RWY24, Ready to takeoff」
tower「○○,ann arbor tower, Hold short RWY24 , another traffic on the short final」
あ「hold short RWY24,○○」
他機体の着陸を確認した後、後続の着陸機はまだDownwindで距離もありそうだったので、今か今かと離陸許可を待っていました。私の後のTakeoff待ちの機体は2機います。
しかし一向にClearanceがでる気配がなく、忙しそうに管制塔は他の機体に指示を出しています。
「あれ?そういえば凄い早口でなにかTowerが「hold shortなんちゃら」と言っていた気がしてきたぞ。誰も返事してなかったな。あれ?もしかして自分?もしかして「Hold short positionの機体は、自機識別番号をもう一度言え」と言っていたのでは(予想)?え?あれ??え???もしかして自分待ち?」
冷や汗だらだら。フットブレーキを踏む足はプルプル。自分だけの待ちであれば、まだ余裕がありますが、後続の機体も待っています。
取り合えずTowerとの交信から着陸機するヘリや航空機の情報を聴取し、今一度「Ann arbor tower,○○, hold short RWY24, Ready to takeoff No.1」と伝えたところ、離陸許可がでました。
「やっぱり自分のせいかな」と居たたまれない気持ちの中Takeoff。
しかし、フワッとメインギアが浮いた瞬間、Traffic pattern内でのSoloフライトでは感じなかった感動があり、それまでの居たたまれない気持ちはどこかへ。
Takeoff直後Vy上昇中、目の前に現れたのはCirrostratus clouds が浮かぶきれいな青空と、10本以上ある高高度の飛行機雲。
筆舌に尽くしがたい。。
このまま何処までも上昇できるのではないかと錯覚します。
感動も束の間、Towerより「〇〇, ann arbor tower, Contact Detroit departure 118.95」との通信が。
この後周波数を切り替え、Detroit departureへコンタクト。
通信が確立した後は、当該管制塔のレーダー画面と実機のIndicated altitudeが一緒かどうか確認されます。
いつも「~Verify altitude+QNH」と言われていたのですが、今回は「~Say altitude + QNH」と言われました。
前述の通り感動直後であったので、「俺はパイロットになったぜ!」的な大きな気持ちになっていたのでしょう。
得意げに「Stay Altitude!」とリードバック(というよりwrong back)していました。
今思えば意味が分かりません。Dep管制官からは「いや、だからあんた今どの高度にいるの!」と言われハッとし高度を伝えました。
穴があったら入りたい。。。空だけど
そんなこんながありましたが、無事に他トラフィックを避けながら、周波数変更「ann arbor ground→ann arbor tower→Detroit dep→Great lakes app→marshall CTAF」を繰り返しながら着陸ができました。
復路は同様に「marshall CTAF→Great lakes app→Detroit dep→ann arbor tower→ann arbor ground」となるわけですが、ここでも問題が起きます。
それは「Great lakes app→Detroit dep」の周波数変更時の出来事です。
当時、Great lakes app管制内を飛行中、Detroit depへ周波数変更の指示がありました。
早速周波数を切り替えコンタクトしたのですが、音声が途切れ途切れでよく聞こえません。同じルートを飛んだのに、この様なことは初めてでした。「ラジオが故障したのか?」と考え、予備のラジオに切り替えましたが改善されず。
業を煮やした他機体のパイロットが中継にはいってくれて事なきを得ましたが、フライト最中は一瞬真っ青な顔をしていたと思います。
なぜかって?以前見ていたYouTubeでラジオ故障した小型機が、何故だかEmergencyを宣言していたのが頭を過ったからです。(まぁラジオ故障だったら本来必要ないのですが)
結局のところ、デトロイトの基地局が遠すぎて自分には聞こえなかっただけだと知り赤面。
青から赤への華麗なる反転。
YouTubeに「英語もろくに出来ない馬鹿なStudent pilotがやらかしたぜ!」的なタイトルでアップされるのではないかと戦々恐々としているところです。
何方か今後同じような事態になったら、一つ前の周波数に戻し「前の app,〇〇, 次のapp No response, (先方指定周波数)」でも問題ないですからネ。
これ以外にも色々ありましたが、恥の上塗りになるのでこの辺にします。
DAY20
内容
・Solo XC (KARB→KHYX)
所感
DAY19同じく色々ありました。。。特にラジオ関係。。。
最近気づいたのですが、Student pilotやラジオに不安が残るパイロットだと、通常使用している周波数から、個別周波数へ移送させられている様に感じます。
他パイロットの邪魔にならないようにですかね。主観ですが「はやく他周波数へ隔離しなきゃ!」「もう次のAppに渡しちゃえ」の様に感じることもしばしば。時々疎外感に似た感覚に陥ります。
他には、行先のNon tower空港への出来事。
空港5NM前に着陸する旨報告しましたが、どうも無線を聴取していると当該空港では他機がTouch and goをしているようです。
当該空港は2つの滑走路があります。しかも2機が異なる2つの滑走路で。
念のため上空からトラフィックを確認すると、確かに2機確認できました。当方は赤のRWY23 を使用予定です。
えぇ。。めちゃくちゃ危ない。。このTraffic pattern(1700FT)に入るのは怖すぎて無理。
という事で少々上空で状態を観察し、居なくなった後無事に着陸しました。この時に「あ、ADS-B レシーバー買おう!」と思い立ったわけです。(別途使用感などは記載します。)
上部筆記体のSみたいになっているのが観察中の軌跡です。TRSAの近くなので左方を避けた軌跡になっています。
あとは復路は落ち着いて飛行できたと思います。前回のXCの時のように、上空には沢山の飛行機雲。最高ですね。
着陸に関しては、DAY19も同様にWindは12KT以上でCrosswind component 8KTほどでしたが、無事に着陸できました。
以上
最後までお付き合い頂きありがとうございます。
次回は3地点間のXCについて記載します。