航空無線通信士とは
無線従事者の一試験であり、基本的にパイロットと航空管制官が取得しなければならない資格となる。
一部項目を既に合格していれば、次回受験時に3年以内であれば免除される。
試験項目
無線工学
無線関連に関わる項目「電子回路」「周波数」「電池」「アンテナ(空中線)」などをベースとして、基礎的な内部構造や機能の問題が出題される。
全14問 試験時間:1時間半
- A問題 10問 x 5点
- B問題 4問(1問につき5個の小問)x 5点(小問x1点)
合格点:49点以上/70点
開始45分後から退出OKなので、ほぼ大半の受験生は途中退室。
法令
大きく分けて「国内」「国際」法令の概要を基にした問題が出題。
- 国内法令「電波法、航空法、電気通信事業法」などを基礎とした関係法令の概要
- 国際法令「国際電気通信連合憲章、国際電気通信連合条約、国際電気通信連合憲章に規定する無線通信規則、国際電気通信連合憲章に規定する電気通信規則及び国際民間航空条約」の概要
全20問 試験時間:1時間半
- A問題 14問 x 5点
- B問題 6問(1問につき5個の小問)x 5点(小問x1点)
合格点:70点以上/100点
こちらも開始45分後から退出OKなので、ほぼ大半の受験生は途中退室。
英語
・リーディング : 全12問 試験時間:1時間半
- A問題 9問
- 1つの長文に対する読解問題 Aー1 〜Aー5 x5点
- 航空通信に関する国際文書の定型文の趣旨に対する問題 Aー6〜Aー9 x 6点
- B問題 3問(1問につき5個の小問)x 5点(小問x1点)
- 日本語文に対応する英訳文に対し、単語(名詞、動詞、修飾語、副詞、接続詞)を9単語の中より選択する。
※この辺りから途中退室が減る。
・リスニング : 全7問 x5点 試験時間:約20分
航空関連の専門単語も登場する。発音者はイギリス訛り(らしい)。3問/7問中 以下で足切りもあるので注意。合格点も低いが、油断は禁物。英語の試験の時だけ、試験の一時免除者(英語のみの受験者)が増えた。
当方はヒヤリングが得意(他よりマシ)であるが、本当に聞き取りづらかった。。「ゆっくり、少しゆっくり、普通」と3回問題が読まれるのだが、ゆっくり過ぎて全然聞き取れず難儀した。
英語 合格点:60点以上/105点(リスニング3問/7問中以上)
※試験順序はリスニング〜リーディング
電気通信術
・受話
日本人がフォネティックコードで「5単語x20文字列(100単語)」送話を行う。始めの音量確認にAからZまでフォネティックコードで発音される。この時に「アルファ、ブラボー・・・」と始まる。
正直油断していた。いきなり「ッテール!」とな(゚∀゚)。
ンンン??一度パニックに。「YouTubeで練習していたのに、こんな発音はなかったぞ!」と。
そして次に「パパ」(゚∀゚)。
どうもH(ホテル)とP(パパ)と言っているようだ。そこだけネイティブはやめてくれ。。。今までL(リマ)とR(ロメオ)、B(ブラボー)とV(ヴィクター)で一瞬迷っていたが、これは想定外(゚∀゚)☆
試験が始まった際にはHとPで笑いを堪えるのに必死であったが、取り敢えず無事に完遂。
・送話
試験の最後は送話となる。受験番号順に別室へ呼ばれ試験開始。一部屋に4人同時に開始するため、周りの声が多少きになるかも。
※ともに減点方式を採用。「始めます、本文、終わり」を忘れてしまうと大幅な減点になるので注意。