【説明】ICAO (国際民間航空機関)

国際民間航空機関(ICAO)の概要
(ICAO:International Civil Aviation Organization)

設 立

1944年国際民間航空条約(シカゴ条約)に基づき国連の専門機関として設立。

目 的

国際民間航空が安全にかつ整然と発達するように、また、国際航空運送業務が
機会均等主義に基づいて確立され、健全かつ経済的に運営されるように、一定の
ルール等を定めることを目的としている。

事 業

航空技術部門、航空運送、法律問題、地域活動、技術援助、航空保安施設の共同
維持に関する事業

本 部

モントリオール(カナダ)

加盟国

190か国 (日本は1953 年10 月に加盟)

理事国(36ヵ国)

 〇第1 カテゴリー (11 ヵ国)

航空運送において最も重要な国

オーストラリア、ブラジル、カナダ、中国、フランス、ドイツ、イタリア、日本、ロシア、イギリス、アメリカ

 〇第2 カテゴリー (12 ヵ国)

国際民間航空のための施設の設置に最大の貢献をする国

デンマーク、スペイン、ベルギー、インド、シンガポール、アルゼンチン、メキシコ、コロンビア、エジプト、ナイジェリア、サウジアラビア、南アフリカ

 〇第3 カテゴリー (13 ヵ国)

その国を指名すれば世界のすべての主要な地理的地域が理事会に確実に代表されることになる国

スロベニア、大韓民国、マレーシア、ペルー、キューバ、グアテマラ、パラグアイ、カメルーン、スワジランド、モロッコ、ブルキナファソ、ウガンダ、アラブ首長国連邦

備考

航空関連の標準化を担い、空港並びに航空会社、機種等にコードを割り振りしている。

※空港コード例:RJTT 羽田空港

※航空会社コード(3レターコード)例:JAL、ANA

※ICAOは国連主導であり、IATAは民間航空会社で構成される業界団体である。

航空輸送の危険品管理規則はIATAにて取り決めている。

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